SAGYO

風景をつくる野良着ブランド「SAGYO」のブログ

丹田から安定し腰回りがどっしりする野袴

f:id:ninja2:20171130223132j:plain

 

思い立ちまして品物の紹介をしていきます。まずは野袴。


唯一の帯だけで締めるタイプの穿き物です。いわゆる丹田と腰骨あたりで締めるのですが、これが腰回りの安定感を生み出すので、慣れてくると疲れにくいわけです。


農家のおじいさんが洋服の上から縄を帯がわりに締めてて、ただの縄でも締めていると腰回りの動作が安定して楽になるんだそうです。布もへそあたりまでのハイウエスト仕様なので、かがんだ時に背中が見えないのも農作業向き。といっても、染色作家、美術設営チームの方などにも愛用されておる装備です。ポケットもでかくて底が二重補強されてます。

f:id:ninja2:20171130223406j:plain

野袴だけが帯でのみ固定する品物になります。前でちょうちょ結びにするもよし、後ろで結ぶもよし、あるいは帯を絡めても十分固定できます。腰骨に引っかかるようにぎゅっと閉めるのがポイント。ゴムと違って変に食い込まないので血行を妨げない効果もあるかもしれません。


服ではあるんですが、ある種のトレーニングアイテムとして身体感覚が鍛えられるような形や仕組みで着れるように日々考えています。

SAGYOの道具を何本が持っている人によると、「腰が疲れているなー」と言う時によく使うのが野袴だそうです。

あ!言い忘れましたが、ヘソを超える長さまで布が届くので、腹が地味に暖かいのと、かがんだ時に背中が見えないのが有能です。腰の背中が露出すると冷えますし、野外活動で肌を露出するのは蚊などに対する防衛上も避けたいところです。

お値段は(アパレル関係者)驚きの¥10,800!なぜならこれは作業着だからです。裏技5つぐらい使ってローコスト高品質を実現、ゆえに行商で販売している次第です。作業する人はユーマストバイ。

 
野袴 インディゴデニム
http://shop.sagyo.jp/items/4307557
野袴 伸縮綾織 唐茶
http://shop.sagyo.jp/items/7878850

(SAGYO伊藤)